☞塗料はなんとなく選んでいい!?
塗料選びはとても重要です。有名なメーカーだから・・・となんとなく選んではダメなんです。
外壁塗装や屋根塗装をするときは、値段が高くて機能が良い塗料を使っても、外壁材や屋根材に合わない場合もあります。
合わない塗料を選んでしまうと、効果が十分に発揮されない・・・なんてことも起きてしまいます。
今回は長年一緒に過ごす大切なお家の、外壁・屋根塗装の塗料の選び方についてご説明します。
☞お家にぴったりな塗料の選び方
①お家の状況を把握
塗料だけでなく、使っている外壁材・屋根材やお家の環境、お客様の予算によっても最適な塗料は変わってきます。
・外壁材・屋根材の種類
外壁材・屋根材には様々種類があり、それぞれに合った塗料を選ぶ必要があります。
外壁材であれば、サイディングやモルタル、コンクリートなどがあります。
また、屋根材であれば、スレート屋根や瓦屋根などがあります。
合わない塗料を選んでしまうと、費用が高く機能性に優れている塗料を選んでも、すぐ劣化してしまいます。
適切な塗料を選ぶためにも、外壁材・屋根材の種類の把握が必要なのです。
・お家の環境
雨の多い地域だったり、海沿いであったり、お家周辺の環境によって、塗料を変える必要があります。
例えば、紫外線が強い地域であれば、紫外線に強い塗料を選ぶこで、紫外線に負けない塗装をすることができます。
・予算
塗料にはグレードがあり、グレードが上がるにつれて費用もあがっていきます。
予算を決めておくことで、どのグレードの塗料がぴったりなのか把握することもできます。
②塗料の種類と費用
一言で塗料といっても、様々な種類があります。
塗料を選ぶ際のポイントをみていきましょう!
外壁塗装、屋根塗装をする際に、ツヤ有りツヤ無しどちらの塗料で塗装するかもポイントになります。
ツヤがあるかどうかは見た目の印象だけが変わると思われがちですが、機能にも違いがあります。
メリット
・汚れがつきにくい
・見た目に光沢感がでる
・塗り直すと新築のような輝きがでる
デメリット
・ツヤの輝きは塗り替えから数年程度でなくなる
・ツヤの度合いによっては安っぽく見えてしまう
・ツヤの光り方を調節出来ない
※ 「7分艶」、「5分艶」、「3分艶」などメーカーで既に調整された塗料を使う方法がオススメ。
代表的なツヤ有り塗料メーカー
メリット
・経年劣化しても風合いや雰囲気の変化が少ない
・上品、落ち着いた仕上がりで高級感が出る
・塗り直してもあまり変化がなく自然な仕上がり
デメリット
・流通している塗料の種類が少なく、色の選択肢が少ない
・ツヤ有りと比べると汚れが付きやすい
・仕上がりが質素になる
代表的なツヤ有り塗料メーカー
※ ツヤあり、5分ツヤ、3分ツヤ、ツヤなしの4段階から選べ、雨の日も施工できる珍しい塗料です。
※ ツヤ有り、7分ツヤ、5分ツヤ、3分ツヤ、ツヤ消しの5段階から選べます。
水性タイプと溶剤タイプという分類は、塗料を何で薄めるかで決まります。
塗料には、水で薄める水性塗料と、揮発性の有機溶剤(シンナーなど)で薄める溶剤塗料があります。
水性は絵具、溶剤(油性)はペンキをイメージしていただくと分かりやすいです。
一般的に溶剤(油性)塗料は耐候性に優れているというイメージが定着していますが、技術革新により水性タイプにも耐侯性が高くなってきているため、一概に「こちらが良い」とはいいきれません。
メリット
・水で薄めるので刺激臭が少ない
・価格が溶剤(油性)タイプに比べて少し低め
デメリット
・溶剤(油性)タイプに比べると耐久性が若干低い
・溶剤(油性)タイプに比べると若干ツヤが落ちやすい
代表的な水性タイプ塗料
溶剤(油性)タイプは溶剤塗料と弱溶剤塗料に分かれています。
弱溶剤塗料は塗料専用に作られた弱めのシンナーを使い、溶剤塗料は強力なシンナーを使用するので、シンナー臭が強いです。しかし、その分、水性にはない耐久性を持っているので、強力な保護膜で長く外壁を保護したい場合などは弱溶剤、溶剤塗料を使用します。
メリット
・耐久性が高い
・汚れがつきにくい
デメリット
・刺激臭がある
・環境に有害な影響を与える
代表的な溶剤(油性)タイプ塗料
お家の予算や必要な機能を踏まえたうえで、塗料毎の機能や効果をみてみましょう!
また、外壁塗装・屋根塗装の相場価格も参考にしてみてください。
☞お家にぴったりな塗料を選ぶためにも
お家の塗装に最も適している塗料を選ぶ確実な方法は、業者に自宅の現地調査をしてもらうことです。
選ぶ際のポイントを把握したうえで、業者の話を聞くことで、お家や予算にあったぴったりな塗料に決めることができるでしょう!